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本日の土壌診断コースは、帯広畜産大学 相内 大吾先生による「微生物コントロール」の講義と実習でした。

午前は、植物病理学の座学を行ないました。研修員は土壌学が専門なので、微生物についての質問が活発に飛び交いました。DSC09610

午後は、実習で土壌から真菌を分離する作業を行ないました。

まず外に出て、色んな場所から土壌を採取しました。

講義室に持ち帰り、袋の中でサンプルをよく混ぜます。その中から1グラムの土壌を量りとり、9ミリリットルの滅菌水に入れて、撹拌します。

DSC09670希釈を数回繰り返し、濃度の異なる希釈液を7種類(10-1~10-7)つくります。

昆虫寄生菌とフザリウム病原菌の選択培地2種類にそれぞれの濃度の希釈液を添加していきます。

(赤色のシャーレは昆虫寄生菌、白色のシャーレはフザリウム病原菌)

みなさん真剣な表情で作業に取り組んでいます。休憩なしです。

20~25℃で培養し、約3週間経過観察を行ないます。果たして、シャーレの培地にどのくらい菌が増えるのでしょうか?経過が楽しみですね。

続いて、別の作業です。

キュウリの葉の上にアブラムシを30匹ずつおき、①~⑤の効果を観察します。

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①コントロール(水)

②昆虫寄生菌

③お酢

④殺虫剤

⑤ハチ

一人3株を用いて、①および②~⑤の中から2つ選択して、キュウリの葉または土に添加します。それぞれビニール袋をかけ、約3週間経過観察を行ないます。葉の上のアブラムシはどうなるのでしょうか?こちらも経過が楽しみですね。

2つの実習は、後日に相内先生の授業で確認します。

 

 

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